出世するために働いてきたけど、なんだか違和感がある・・・
上司は大変そうだし、管理職は目指さないで良いのかも・・・
こんな方に向けた記事です。
出世が割に合わないと思って、最低限の力でやり過ごそうという考え方は危険です。
私も「出世なんてどうでもいいや」って考えていた時期がありましたが、いまでは出世も大事かなって思っています。
出世を諦めるということは、サラリーマンとして大きなデメリットがあるのですが、気がついている人は少ないかなと思ってます。
そこで今回の記事では、「出世が割に合わないという考えがなぜ危険なのか」と「どのようなスタンスで働くべきか」について解説します。
本記事の内容
- 出世が割に合わないという考えは危険
- 出世は割に合わないと考えている人は増えている
- どのようなスタンスで働くのが良いのか
- 体験談:働く場所が変わると考え方も変わった
「出世したいと思わないけど、給料はあげたいし・・・」とモヤモヤしている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
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出世が割に合わないという考えは危険
出世が割に合わないと考えて、最低限の力でやり過ごそうと考えるのは危険です。
なぜなら、出世しないということは、会社で働き続けられなくなるリスクがあるから。
会社での居心地が悪くなる
シンプルに会社での居心地が悪くなります。
例えば、出世しないまま年数を重ねると、以下のようなことも。
- 同期や後輩の部下になる可能性
- 評価されない社員として見られる
年上の上司だってストレスがあるのに、同期や後輩が出世して上司になった日には、耐え難いストレスがあります。
同期が上司なら、色々とやりやすいのでは?
と、思うかもしれませんが、実際はそんなに甘くありません。
上司側はやりくにい部下だと感じていて、別部署や地方に異動させられることも。上司には人事権がありますからね。
自分が上司の立場なら、年上の部下ってやりにくそう・・。
リストラの対象になる
居心地が悪くても、おれは全然気にしないわ〜
こんな調子が許されていたのも、終身雇用制度が成り立っていたからです。
名だたる大企業でさえ、45歳以上を対象にリストラをするなど、大きく風向きが変わってきています。
会社から評価されていない社員は、真っ先にリストラの対象になります。
仮に会社をやめることになったら
どのような原因でやめたにせよ、会社をやめたら次の仕事を探す必要があります。
そんな時に、
- 最低限の力でやり過ごしてきた
- 特に目立った実績やスキルはない
- 年齢も40代で、若手社員より体力がない
こんな人材を、これまでと同じくらいの条件で雇ってくれるところは見つかるでしょうか?
「出世は割に合わない」「最低限の力でやり過ごす」ということは、自らの労働市場での価値を下げているようなものです。
希望の給料は高いけど、そこまで価値のない社員を雇ってくれる企業はないでしょう。
出世しない選択は、自分の価値を下げる選択をしているという自覚を持つことが大切。
出世は割に合わないと考えている人は増えている
出世は割に合わないという考えが危険だと説明しましたが、一方で割に合わないと考えている人は一定数存在します。(過去の自分もそうでした)
2012年と若干古いデータですが、直近のニュース記事などを見ても傾向は変わってないようです。
出世はコスパが悪いという考え方
出世は割に合わないと考える派の人は、
- 責任が増える
- ストレスがかかりやすい
- プライベートの時間が減る
という考えから、「給料が上がっても、コスパが悪いよね」と判断しています。
このような考え方を完全否定する気はないですが、先に述べた通りに「会社で働けなくなるリスク」があるということは理解した方が良いです。
とはいえ、コスパが悪いと思う気持ちもわかります。
その上で、どのようなスタンスで働くべきか見ていきましょう。
どのようなスタンスで働くと良いのか
出世はマイナスな要素だけでなくプラス要素も大きいので、プラス要素にも目を向けてみましょう。
例えば、
- 出世することで良い仕事が出来るようになる
- 出世することは年収アップの有効手段
など。裁量権が与えられたり、待遇アップが見込めるのは良いポイントです。
もちろん「出世はコスパが悪い」「責任ばっかり増えて嫌だ」と考える気持ちもわかります。
ですが、「最低限の力でやり過ごす」「手を抜いて適当にやる」となるのは、労働市場に資本を投下する身として合理的な選択ではありません。
出世に対する考え方を変えてみて、合理的な選択を取れるようにしましょう。
出世は良い仕事をするための手段と考える
出世するということは、裁量権がより与えられるようになるということ。
サラリーマンとして組織で働くわけですから、基本的に上位レイヤーからの指示に従って仕事をします。
出世するということは、上位レイヤーの仲間入りをするということになるので、以下のような恩恵があります。
- 権限や裁量権を与えられるし
- 周囲からも大切に扱われるし
- 影響の大きい仕事を任せてもらえる
などなど、上位レイヤーであることで、より快適に仕事が出来るようになります。
つまり、
言われたばっかりの仕事ばっかで、つまらないな〜
って考えている方は、そこで腐らずに出世を目指してみるというのも長い目で見れば有効な選択肢になり得るということです。
裁量権を持って仕事が出来るというのは、責任が増えるというデメリットよりも魅力的!
出世は年収アップの有効な手段と考える
出世するということは、効率的に年収アップを狙えるということ。
サラリーマンの最大の資本は、自分自身の労働力です。
働ける時間には限りがありますから、時間あたりの労働の価値を上げていくことが、資本の価値を最大化させる戦略になってきます。
別に出世しなくても、それなりに給料は増えるしな〜
出世せず、メンバーとしての昇給には限界があります。
更に言えば、仮にリストラをされた時にマネージャー経験があるのと無いのでは、外部からの評価に天と地ほどの差があります。
転職する時もこれまでの年収がベースになりますので、まず年収をあげるために出世しておくと良いと思います。
年収を上げるためには、しっかりと評価される働きをする必要があるってことですね。
出世したいと思える会社で働くのが最強
そもそも、出世のマイナスな要素が目に付くのは、あなたの会社のせいかもしれません。
- 上司がつまらなそう
- 管理職になっても良い仕事ができない
- 別に待遇もそこまで変わらない
などは、別に全ての会社で当てはまることではありません。
- 上司が楽しそうに仕事してる
- 裁量権を持って仕事だ出来そう
- 出世すると待遇がかなり良くなる
こんな会社だったら、出世しても良いと思いませんか?
出世しても良いと思える会社で働くことで、仕事も生活も充実してきますよ。
いまの会社で出世することに希望を見出せないのなら、転職するタイミングなのかも。
転職については、「【転職活動の始め方と進め方】転職すべきか悩んでいる人に進め方を完全解説」で詳しく説明していますので、合わせて読んでみて下さい。
体験談:働く場所が変わったら考え方も変わった
過去、出世に対しての考え方が変わった体験談を書かせていただきます。
大企業の管理職の働き方は魅力的ではなかった
大学卒業後、従業員数が1万人以上のいわゆる大企業に就職しました。
そこで出会った上司の方々は、人間的に素敵な方々でしたが、働き方や仕事っぷりは魅力的ではありませんでした。
- どこまでいっても中間管理職であり、
- 自分の裁量権で仕事を決められなず
- 降りてきた仕事を、部下に伝えるだけ
- しかも、管理職よりも残業平社員の方が給料が高い
などなど。責任は増えるものの、裁量権はなく、給料もそこまで上がらないといった状況。
「出世してもおもしろくなさそうだな」って思ってましたし、周囲にも似たような意見の人が多かったです。
そんなこともあって、ベンチャー企業に転職することにしました!
大企業での体験談は、「大企業の仕事はつまらない?【元・大手企業社員が理由と対処法を解説】」でも詳しく書いてますので、合わせて読んでみてください。
ベンチャー企業の管理職の働き方は魅力的だった
一方で、転職した先のベンチャー企業で管理職は違いました。
- 楽しそうに仕事をしている
- 仕事も裁量権が大きく与えられている
- メンバーマネジメントも自由に取り組んでいる
- 明確に管理職に良い待遇を与えている
など、「出世して管理職になっても良いかな?」と思えるような働き方をしています。
新卒で入った大企業で、出世に対してネガティブなイメージしかなかったので、個人的には衝撃的でした。
出世したいと思える職場で働くことが重要だと、ここで認識させられました。
ベンチャー企業への転職については、「【体験談】大企業からベンチャー企業に転職して感じた違い【三つある】」で詳しく書いているので、合わせて読んでみてください。
まとめ:出世しても良いと思える職場で働こう
改めて本記事の内容をまとめます。
本記事の内容まとめ
- 出世したくないという考え方は危険です
- 会社での居心地が悪くなるし、
- リストラの対象になる可能性もあります
- 結論、出世したいと思える職場で働こう
終身雇用が通用した社会では、「なんとかやり過ごそう」でどうにかなったかもしれません。ですが、名だたる大企業がリストラを実施する時代です。
サラリーマンは自分の労働価値を最大化して、どこでも働けるように、出世することも視野に入れて仕事をしていく必要があります。
「出世したい!」と思える会社で働ければ、
- 仕事への充実度も上がるし
- 管理職としての経験も積めるし
- 年収もアップする
など、プラスの要素が圧倒的に多いです。
「出世が割に合わない」と感じている人は、いまの会社が自分に合ってないのでは?という考えを持ってみるのも良いかもしれません。
今回は以上です。
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