こんな疑問を解決します。
転職サイトと転職エージェントには、それぞれ特徴があります。
上手く使い分けないと、良い求人に巡り会えずに転職活動が長引くなどのリスクがあります。
そこで転職サイトと転職エージェントの違いとメリット・デメリット 、それぞれがどんな人に向いているのかを解説します。
本記事を読むことで、それぞれの違いを理解でき、どのように活用して転職活動を進めれば良いかがわかります。
本記事の内容
- 転職サイトと転職エージェントの違い
- 転職サイトのメリット・デメリット
- 転職エージェントのメリット・デメリット
- 結論:どっちも利用すれば良い
記事の信頼性(筆者の情報)
IT企業に勤めるサラリーマン。
残業100時間のハードワークと残業0時間の社内ニートを経験し、転職活動をしていました。本記事は、実際の転職活動の体験を元に作成しています。
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転職サイトと転職エージェントの違い
転職サイトと転職エージェントと違いは、一言で表すと「キャリアコンサルタントのサポートがあるかないか」です。
- 転職サイト = サポートなし
- 転職エージェント = サポートあり
転職サイトと転職エージェントの違い【比較表】
具体的に、サービスの特徴をまとめたものが以下です。
どちらも無料で利用できます。
キャリアコンサルタントが担当してくれるので、転職エージェントの方がサポートが手厚いです。
ただし転職エージェントの場合は、担当者とのやりとりが必須です。気軽に利用できる点では、転職サイトの方が優れています。
転職サイトのメリット・デメリット
転職サイトのメリット・デメリット、向いている人の特徴を解説していきます。
転職サイトのメリット
転職サイトのメリットは、以下の通り。
- 気軽に利用できる
- 豊富な求人から自由に応募できる
気軽に利用できる
転職サイトの場合は、担当がつくことはありません。
そのため、求人検索から応募まで全て自分のペースで進めることができます。
「いきなり転職エージェントの人と話すのはちょっと・・・」って方は、まず転職サイトを使い始めると良いです。
豊富な求人から自由に応募できる
転職エージェントの場合、キャリアコンサルタントがあなたに合った求人を紹介してきて、その中から選考に進むことになります。
一方で転職サイトの場合は、掲載されている求人から応募するものを全て自分で選ぶことができます。
一切の制約なしで受けたい企業の求人に応募できるので、思い通りに転職活動を進めることができます。
転職サイトのデメリット
転職サイトのデメリットは、以下の通り。
- 全ての工程を一人で行う
- 客観的なアドバイスがもらえない
全ての工程を一人で行う
求人検索、応募、面接日程の調整、労働条件の交渉など、全て自分で対応する必要があります。
誰にも意見されずに自由に選択できる分、自分でやらないといけないことが増えるのは当然ですよね。
転職サイトのみで進めていく場合は、全て一人でやりきる覚悟が必要になります。
客観的なアドバイスがもらえない
応募している企業が妥当なのか、職務経歴書の書き方に問題ないのかなど、自分で判断しないといけません。
何事もそうですが、客観的なフィードバックがあることで、改善点が見つかることはあると思います。
誰からフィードバックをもらえずに、一人で進めていくのは精神的にも負担が大きいです。
自分のペースで転職を進めたい人向け
転職サイトのみを活用した転職は、「自分のペースで転職を進めたい人」向けの進め方です。
転職サイトの活用に向いてる人
- 誰にも意見されずに転職活動を進めたい
- 転職活動に使う時間を十分に確保できる
- アドバイスなしでも転職を成功させる自信がある
上記に該当する人は、転職サイトのみで問題ないと思います。
転職サイトは「リクナビNEXT」一択
転職サイトはいくつかありますが、利用するなら「リクナビNEXT」一択です。
理由は、メジャーな転職サイトと比較しても、求人数が圧倒的なので。(※2020年7月時点の公開求人数)
- リクナビNEXT:42,000件
- マイナビ転職:9,400件
- en転職:5,300件
もちろん各社ともに限定求人を保有するなどの差別化がされていますが、やはり最も重要なのは求人数です。
転職エージェントのメリット・デメリット
次は転職エージェントのメリット・デメリット、向いている人を解説します。
転職エージェントのメリット
転職エージェントのメリットは、以下の通り。
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 履歴書や面接に対するアドバイスをもらえる
- 面接日程の調整や雇用条件の交渉をしてくれる
サポートが手厚いので当たり前ですが、メリットはたくさんあります。
非公開求人を紹介してもらえる
転職サイトには掲載されていない、転職エージェント専用の求人が存在します。
個人で応募してくるよりも、転職エーンジェントを通じた応募の方が、企業側としても信頼できるということですね。
転職の可能性を広げる意味でも、この非公開求人の存在は大きいです。
履歴書や面接に対するアドバイスがもらえる
転職エージェントを通しての応募になるので、その際に履歴書や職務経歴書を添削してくれます。
事前に面接のアドバイスをもらうこともできますし、面接後も企業からのフィードバックを転職エージェント経由で教えてもらえます。
客観的なアドバイスをもらうことで、次の面接では同じ失敗をしないようにすることが重要。
面接日程の調整や雇用条件の交渉をしてくれる
転職エージェントを通して、面接日程の調整や雇用条件を交渉することができます。
交渉のプロですので、自分では強気に言いにくい雇用条件もしっかりと交渉してきてくれます。
転職エージェントのデメリット
転職エージェントのデメリットは、以下の通り。
- 応募したい企業を紹介してもらえないかも
- 担当者に当たり外れがある
応募したい企業を紹介してもらえないかも
利用者の望み通りに、どんな案件でも紹介してくるわけではありません。
基本的に、利用者が採用される見込みがある案件を紹介してきます。
転職エージェントもビジネスなので、転職が成功しそうな案件を持ってくるのは自然なことですよね。
受かる見込みが低そうなチャレンジングな求人は、基本的に紹介してくれないと思ってください。
担当に当たり外れがある
ぶっちゃけ、担当者には当たり外れがあります。
仕事ができるできないじゃなく、単純に人としての相性の問題が合わないと感じることもあります。
担当者がつくサービスなので、仕方のないことですね。
担当変更も希望できますし、もしくは複数の転職エージェントを登録するなどして対応しましょう。
誰にも意見されたくないって人以外は利用した方が良い
転職エージェントは、無料で手厚いサポートを受けられます。
「どうしても誰かに意見されながら進めるのは嫌」って人以外は利用した方が良いです。
自分でまずは進めてみたいって気持ちはわかりますが、素直に転職のプロに相談しながら進める方が失敗せずに進められます。
相談してみたところで、必ず転職しないといけないわけではありません。
デメリットの「受けたい企業を紹介してもらえない」に関しても、明確に希望があるならその企業だけは自分で応募すれば良い話です。
転職エージェントは複数利用した方が良い
はじめての転職の方は、大手の転職エージェントを複数利用した方が良いです。担当者の当たり外れもあるので、ひとつのエージェントだけ登録するのは危険です。
大手の転職エージェントでも、個人的に「マイナビエージェント」と「doda」がおすすめです。どちらも丁寧にサポートしてくれました。
- マイナビエージェント:求人数トップクラス、手厚いサポート
- doda:求人数トップクラス、各種診断ツールが充実
その他には「JACリクルートメント」や「ビズリーチ」などがありますが、それぞれ特色が強いので利用する人を選びます。
JACリクルートメントについては、体験記事も書いてますので、合わせてご覧ください。
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【JACリクルートメント】評判は?実際に使ってみて感じたことをレビュー【体験談】
続きを見る
結論:どっちも利用すれば良いです
転職サイトと転職エージェントのメリット・デメリットを紹介しましたが、結論は「どっちも利用する」のが良いです。
転職エージェントで相談して紹介された案件が微妙なら、転職サイトを使って自分で求人を探してみるなど、どちらも活用しましょう。
どちらにも良いところはありますので、いいとこ取りをして、後悔のないように転職活動を進めましょう。
ぶっちゃけ最初は転職エージェントを使うのが嫌だった
最後にちょっとだけ、自分の話を。
私は最初は転職エージェントを利用せずに、転職サイトだけを利用していました。
こういうことは実際に起こり得ます。実際に私が紹介された求人の中のいくつかは、そういう案件だったと思います。
それでも、私は転職エージェントを使って良かったと思ってます。理由は、以下の通り。
- 自分の市場価値を知れた
- キャリアプランを考えるキッカケとなった
- 良くないと思った案件は普通に断れた
当たり前かもですが、ひとりではやってたら気がつかないことも、誰かに相談して気がつくことがあります。
転職エージェントは怪しいって思ってましたが、相談してみて納得ができればそのまま利用すればいい。ほんとそれだけなんですよね。
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【転職活動の始め方と進め方】転職すべきか悩んでいる人に進め方を完全解説
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どちらを使うべきか悩んでいる方は、どちらも利用して後悔のない転職活動をしましょう。
今回は以上です。