なんで面接で落ちるのかよくわからない・・・
こんな悩みの力になります。
◆本記事の内容
・就活面接のコツ:4つ紹介【具体策】
①自己紹介で会話をコントロールする
②自分に一本の軸を通す
③本当の意味での雑談は存在しない
④カッコイイ言葉はいらない
◆本記事の信頼性(筆者の情報)
【就活当時の状況】
・学校:MARCH文系
・TOEIC:500点
・資格:運転免許のみ
・学生時代に頑張ったこと:アルバイト
・サークル:オールラウンドサークル(活動は週2の飲み会のみ)
・インターンシップ、海外留学などの経験なし
【就職活動の結果】
・東証一部上場企業3社から内定(金融、商社、IT)
学生時代に頑張ったことと言えばアルバイトくらい、インターンシップや海外留学もしていないという状況でした。
が、大手企業から複数の内定を獲得できました。
最初は一次面接で落ちまくっていましたが、コツを意識するようになってからは本当にポンポンと受かるようになり、最終面接にいくつも辿り着けるようになりました。
よく「内定を量産する学生」と「全く内定が出ない学生」がいるという話がありますが、それは面接をどう制するかが大きな要素になっていると実感しました。
考え方がメインになりますが、テクニック的なことにも触れますので、参考にしていただければと思います。
それでは説明していきます。
面接に対する基本的な考え方
まず基本となる考え方から整理させてください。
面接 は【面接官との会話】であって、【就活生の発表会】ではないです。
「なんだよ当たり前じゃん」と思う方もいると思いますが、実際には意識していても発表会になってしまっているケースがあります。
例えば、
◆悪い例(発表会になってるケース)
それは◯◯、△△、□□です。まず◯◯についてですが〜、次に△△については〜、□□についても〜。
結果、わたしは◯◯することの大切さに気がつきました。
(あれ、最初の方はなんて言ってたっけな・・・?)
この会話を見て、どう思いますか?
「何をしてたの?」っていうシンプルな問いに対して、過剰に回答しすぎていると思いませんか?
考えてきたアピール内容を喋りたい気持ちはよくわかります。
ですが、あくまで「会話」だということを意識してもっとシンプルな回答で良いです。
◆良い例(会話として成立しているケース)
具体的にはどんなことをしたんですか?
△△するために、□□ということを特に意識しました。
□□の中で大変だったこととか、工夫したこととかはありますか?
どうでしょう。
先ほどの例と比べて、テンポよく会話が進んでいると思いませんか?
伝える情報を少なくすることで、面接官から追加で質問されていますよね。
このように面接官が「あなたに興味を持って質問する状況」を作り出すことが基本です。
そしてその質問に対して、的確に回答をすることで会話のテンポは格段によくなります。
エントリーシートに書いたような文章をそのまま無理に話す必要はありません。
どうせ面接官はその全てを覚えてはいません。なぜなら面接官はただあなたの話を聞いてるだけだからです。
それなら面接官に頭を使ってもらって、質問を考えてもらうことで、あたなの存在を脳内に残すことが重要になってきます。
まずはこの「面接=会話」という基本を前提とした上で、具体的なコツについて説明していきます。
就活における面接のコツ:4つ
今回ご紹介するコツは4つです。
コツ②:自分に一本の軸を通す
コツ③:本当の意味の雑談は存在しない
コツ④:カッコイイ言葉はいらない
それではひとつずつ説明していきます。
面接のコツ①:自己紹介で会話をコントロール
このテクニックを使うことで、以下のような状態になることを回避できます。
・自分のアピールポイントをうまく伝えることができなかった
・想定していない質問ばっかりで、うまく受け答えが出来なかった
会話をコントロールすると聞くと、なんだかすごいことに聞こえますが、やることは非常にシンプルです。
自己紹介の最後にたった一言「〜〜についてお伝えします」と足すだけで、相手の質問を大きく制限することができます。
それでは具体例で説明していきます。
◆悪い例(会話をコントロールできていない)
学生時代はゼミに力を入れておりました。
そこで◯◯という経験をして、◯◯の重要性を学びました。
この経験は御社でもきっと役に立つと思っています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
それでは早速質問に移らせていただきますね。
志望動機を教えてもらって良いですか?
よくある自己紹介ですね。
どんなことを頑張ってきたのかはわかりましたが、ちょっと物足りないですね。
ゼミの話題を話したいと思っていても、会話が志望動機に流れていってしまっています。
これでは自分が伝えたいと思っていたアピールポイントを逃してしまいます。
そこで最後に「〜〜をお伝えします」と一言加えるだけで、しっかりとアピールポイントを逃さずに面接を進めることができます。
◆良い例(会話をコントロールできている)
◯◯大学の◯◯と申します。
学生時代は◯◯に力を入れておりました。
そこで◯◯という経験をして、◯◯の重要性を学びました。
本日は、私が◯◯の経験を通し何を学んだか、そしてなぜ△△業界を志望し、御社で働きたいと思っているのかについてお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
それではまずは◯◯な経験について詳しく教えてもらえますか?
「本日は〜〜〜についてお伝えしたいと思います。」を足しただけですが、この面接でどんな話がされるか容易に想像できます。
面接官がコミュニケーション能力のある人間であれば、よほどのことがない限りは「〜〜をお伝えします」の中から質問をしてきます。
「本日は〜〜をお伝えします」を一言足すだけで、相手の質問を制限しアピールポイントを逃すことなく面接を進めるられるということです。
シンプルかつ強力なテクニックなので、ぜひ活用してもらいたいです。
面接のコツ②:自分に一本の軸を通す
一本の軸を通すというのは、「自分は◯◯な人間だ」と思い込むことです。
自己暗示ってやつですね。
これを意識することで、想定外の質問をされても「◯◯な人間ならどう答えるか」を考えることが出来て一貫性のある回答をすることができます。
一貫性のある回答は非常に重要です。
もし話に一貫性がなかった場合、
こんな感じで、一貫性がない回答をすると「嘘をついている」と捉えられてしまうこともあります。
なので必ず面接の前には「自分は◯◯な人間だ」と言い聞かせて、面接に臨むようにしてください。
面接のコツ③:本当の意味での雑談は存在しない
面接の時間は全ての会話がアピールだと思ってください。
たった30分~1時間で人生を大きく左右するような会話をしてるのですから、そのことを意識して臨みましょう。
趣味はなんですか?とか休日は何をしてますか?という質問に対して、何も考えずにただ事実を言ってるだけとかのケースは良くないです。
どんな内容からでもアピールに繋げられることを徹底的に意識します。
◆悪い例(仕事に関係のないアピールになっている)
ぼくは料理も得意でおつまみなんかも作ってもてなしてます。
◆良い例(仕事でも必要な能力をアピールが出来ている)
特に先輩たちと飲むと、自分の知らないことや未熟な部分が見えてくるのですごく勉強になってます。
こんな後輩が会社に入ってきたら、飲みに連れて行きたくなりませんか?笑
素直で勉強熱心な感じが伝わってきて、きっと仕事も出来るタイプだろうと想像できます。
こういう雑談っぽいところでも、仕事に関するアピールすることは欠かさないでください。
面接で交わされる全ての会話はアピールのチャンスです。ただなんとなく受け答えをしていると、周りの就活生と差がついてしまいます。
面接のコツ④:カッコイイ言葉はいらない
よく就活のサイトとかを見ているとサンプルの中に「◯◯を決意し」「◯◯を肝に銘じ」みたいな言葉があると思います。
が、本当に「決意」してますか?本当に「肝に銘じ」て行動してますか?
この問いに自信を持ってYESと言えない限りは「決意」とか、カッコイイ言葉を使うのはやめましょう。
仮になんとなく思って始めたことなのであれば、正直にそれを話せば良いです。
無理にカッコイイ言葉で取り繕う必要はありません。
それにいちいち「決意」しないと行動出来ない人材と、自然に行動出来ちゃう人材どっちが欲しいですか?
自分のやったことを飾ってアピールしたい気持ちはわかります。
が、カッコイイ言葉を使うのは逆効果になることもあります。
良く見せようとして、話を盛ってるのかな?
こんな印象を与える危険性があります。
私も面接官に「本当に決意したの?そんなに考えないと出来ないの?」と言われて、ハッとした経験があります。
重要なのはあなたがどんな人間なのかを伝えることです、本当に決意して取り組んだのであれば「決意」という言葉を使っても問題ないです。
まとめ:就活における面接のコツ
もう1回ポイントをまとめておきます。
コツ②:自分に一本の軸を通す
コツ③:本当の意味の雑談は存在しない
コツ④:カッコイイ言葉はいらない
今回はコツを紹介しましたが、面接に正解はありません。
これからも面接でたくさん失敗すると思います。
その失敗を通して何を学んでいくか、どう改善するか、を考える力は社会人になっても役立つスキルなので面接でも何回も失敗して頑張ってみてください。
心が折れそうになることもあるかと思います。
でもそんな時は、どうか自分の可能性を信じてもう一踏ん張り頑張ってもらいたいです。
みなさまが自分が働きたいと思える場所で、働けることを願ってます。
おすすめの本:ロジカル面接術
最後に就活の時に唯一参考にしていた本を紹介します。
面接に関する本を読みたいと思ったら、この1冊だけ読んでおけば間違いないです。
ロジカルシンキングと聞くと難しそうに感じられますが、非常にわかりやすい内容になっています。
途中でワークシートも設けられていて、自己分析や企業分析なんかにも役立ちます。
以上