こんな疑問にお答えします。
大きなストレスを抱えたまま、仕事を続けるのは危険です。
心身が壊れてしまう前に、ストレスから逃げ出すことが重要になってきます。
今回は、自分の体験談も交えて、ストレスに耐えて働き続ける必要がない理由を解説します。
仕事が辛いと感じている方は、この記事を読んで、自分の状況を冷静に考えてみてください。
本記事の内容
- ストレスが限界なら逃げた方が良い理由
- 【体験談】辞めたいと思いながら耐えた結果
- 仕事を辞めたいと思った時に取るべき行動
辛いと感じるのは、心身からのSOSです。壊れてしまう前に、適切に対処しましょう。
仕事が辛い方は、ぜひ最後までご覧ください。
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ストレスが限界なら逃げた方が良い理由
先述の通り、辛いと感じるのは、心身からのSOSです。
耐えるのはこのくらいにして、ストレスが限界なら、さっさと逃げてしまいましょう。
逃げてしまった方が良い理由は、以下の通り。
- 理由①:心身が壊れてからでは遅いから
- 理由②:あなただけの責任ではないから
- 理由③:耐えても誰も得をしないから
それぞれ解説していきますね。
理由①:心身が壊れてからでは遅いから
最も重要なポイントです。心身が壊れる前に逃げましょう。
特に心が壊れてしまうと、万全な状態に戻るのは時間がかかります。
仕事のストレスが原因で、心が壊れていく流れは、以下の通り。
仕事が辛い → 何をするにも楽しめなくなる → 生きている意味を見出せなくなる
最初は仕事に関してだけ辛いはずなのに、気がつくと仕事以外に対する考え方にも影響が広がってきます。
仕事が辛いだけならまだしも、日常生活も楽しめなくなっている場合は、すぐに逃げ出しましょう。
理由②:あなただけの責任ではないから
仕事でストレスを抱えるには、いろいろな理由があると思います。
- パワハラ上司の元で働いている
- 残業時間が長すぎる
- 適正のない仕事をやらされている
「人間関係が良くない」、「長時間労働」、「苦手なことをしている」、このような状況に人間は長く耐えられません。
これらの状況の責任は全てあなたにあるのでしょうか?
ほとんどの場合、あなただけの責任ではないです。
パワハラ上司を昇格させたのも、適切な人員配置が出来ないのも、会社の責任です。
あなたが全ての責任を感じる必要はありませんので、自分の心身を優先しましょう。
間違っても、自分を責めないで下さい。自分に自信がなくなるのが一番良くないです。
理由③:耐えても誰も得をしないから
ストレスを抱えながら無理に耐えて働いたとしても、誰の得にもなりません。
例えば、以下のようなことが起こります。
- 仕事にやる気が出なくて効率低下
- ストレスが原因でミスを連発
- 不機嫌になり周囲にも悪影響
あなたが無理に働くことは会社のためにもならないのです。
周囲の人もミスに巻き込まれたり、会社としても成果を出せないなど。
しかも、あなたは辛い思いをしている。こんな状況で無理に働く必要はありません。
あなたにとっても、会社にとっても、周知の人にとっても、耐えて働くことで得することはありません。
【体験談】仕事を辞めたいと思いながら耐えた結果
ここで私の体験談を話させてください。
仕事が辛いなーと思いながら耐えて働いたところ、身体的な不調が出てきて、しばらくお休みをした経験があります。
具体的には、以下の流れで休職することになりました。
精神的に疲れる → 身体的な症状が現れる → 心療内科を受診 → 休職
身体的な症状が出てきたら、すぐにでも休むことをおすすめします。
体験談①:精神的にツライと感じる
私が精神的に辛く感じてきた時の状況は、以下の通り。
- 全く経験のない部署に異動となった
- 仕事を任せてもらえずに存在意義を感じなかった
- 上司との人間関係に悩んでいた
- ある日突然、大きな仕事を任された
経験したことのない領域で、上司のフォローを上手く得ることができず、任された仕事が出来ずに焦っていました。
その時は、以下のようなことが頭でグルグルしていました。
- 上司と人間関係を築けないなんてダメな人間だ
- 経験がなくても出来る人はいる、なんで自分は出来ないんだろう
気持ちが沈んだ状態が続いて、休日も仕事のことばっかり考えてるようになります。
体験談②:身体的な症状が出てくる
気持ち的には辛いだけでなく、我慢して働き続けていると体調が悪くなってきました。
- 集中力の低下
- 吐き気
- 食欲の低下
- 眠れなくなる
私の場合、集中力の低下を感じて、しばらくしてから、食欲不振や睡眠に関する症状が出てきました。
眠れない → 集中力の低下 → 仕事が上手く行かない
負のループですね。身体的な症状が出てくると、気持ちもドンドン沈んできます。
体験談③:抜け出した方法
私の場合は、休職することで、ストレスから逃げて回復しました。
具体的には、心療内科を受診して、診断書をもらって休職したことがあります。
心療内科にかかったことはなかったので、ちょっと緊張しながら受診したところ。
自分の症状を伝えて、あっさり「仕事を休みましょうか。診断書は必要ですか?」となって、拍子抜けしました。
もちろんお医者様の判断になりますが、悩んでいるのなら、まず受診してみると良いです。
仕事から離れると、驚くほどに症状が解消されて、精神的にも身体的にも辛いと感じることはなくなりました。
その後は会社の理解もあり、別の部署に復帰する形で同じ会社で働き続けることも出来ました。
仕事を辞めたいと思った時に取るべき行動
ストレスが限界で仕事を辞めたいと思った時に取るべき行動は、以下の通り。
行動①:有給休暇を利用する
行動②:休職する
行動③:転職する
ストレスが限界の場合は、とにかくストレスの原因から離れることが最優先です。
行動①:有給休暇を利用する
業務を減らしてもらえなかったり、辛い状況が続く場合は、有給休暇を利用するのが良いかと思います。
通常の休日と合わせて10日間くらい仕事から離れれば、気持ちもリセットされて、また頑張る気力も湧いてくるかもしれません。
ただ根本的な原因は解決されていないので、また辛くなる可能性が高いので要注意です。
連休明けでも辛い状況が続く場合は、次に紹介する休職や転職にシフトしていくと良いと思います。
行動②:休職する
「もう無理!やめる!」と勢いで退職する前に、一度、休職をするのがオススメです。
退職ではなく、休職することのメリットは以下の通り。
- 給料の3分の2程度をもらいながら休める
- 転職先が見つからないという状態を回避できる
精神的に不安定な状態だと、判断力は鈍ります。
判断力が鈍ったままで、退職や転職の決断をするのはリスクあり。
まずは休職でゆっくり心身を休めてから、転職活動をするで良いと思います。
以下のような疑問もあるかと思いますが、結論、問題ありません。
会社には在籍していますので、履歴書に穴が空くことはありませんし、自分から休職していたと申告する必要もありません。
もちろん嘘をつくのは絶対NGなので、質問された場合は、正直に休職していたと答えるべきですよ。
休職の流れは、企業によって細かい点は異なりますが、大枠の流れは以下の通り。
- メンタルクリニックを受診して診断書をもらう
- 上司に診断書をもらったことを伝えて休む
- 上司 or 自分で人事部にも診断書を共有
- 人事担当者や産業医と面談して正式に休職
まずは心療内科を受診して、診断書をもらうところからスタートです。
精神科医は、患者の話を否定するようなことは基本的にありません。
何が辛いのか、どのような症状があるのかを正直に伝えましょう。
行動③:転職する
小さい会社での人間関係など、休職しても改善の見込みがないケースもあると思います。
その場合は、転職活動をはじめてみましょう。
何から始めたら良いかわからない人は、転職エージェントを利用するのがオススメです。
担当者がついてくれて、履歴書や職務経歴書の書き方、企業選びのポイントなど、手厚くサポートしてくれます。
中には、無理やり転職を進めてきたりする担当者もいるとは思います。(私は、そのような人に当たったことはありませんが)
担当者がつくビジネスなので、当たり外れが出てしまうのは、ある程度は仕方ないですね。
対策としては、2つ以上の転職エージェントに登録して、自分に合う担当者と付き合っていくのが良いですね。
どちらも求人数が多く、はじめての転職活動の方は、まずはそれぞれのエージェントに話を聞いてみると良いと思います。
転職エージェントに関して詳しく知りたい方は、以下の記事でも解説してますので、合わせてご覧ください。
-
【転職活動の始め方と進め方】転職すべきか悩んでいる人に進め方を完全解説
続きを見る
ストレスが限界で仕事を辞めたいまとめ:逃げよう
仕事のストレスが限界と感じる時、取るべき行動は、以下の通り。
- 有給取得してみる
- 休職する
- 転職活動をはじめる
とにかくストレスから距離を取るために行動することが重要です。
耐え続けて仕事を続けると、「仕事をやめたい」という気持ちさえなくなってしまいます。
そうなってしまう前に、自分で逃げ出しましょう。早めの行動が肝心です。
こんな気持ちになる人もいると思いますが、大丈夫です。
そんな状況になるまで放置してきたのは、会社の責任でもあります。
もし仮に本当に会社に迷惑がかかるとして、あなたがその責任を全て負う必要はありますか?
ないですよね。
あなたに負担をかけて、人員配置や補充を怠った上司や経営者にも責任があります。
余談ですが、過労死という言葉は、海外の辞書に「KAROUSHI」として、そのまま登録されています。
日本にしかない概念なのです。
日本人はちょっと頑張りすぎかも。無理をしてまで、働く必要はありません。
逃げたいと思ったら、逃げましょう。自分を大切に。
今回はそんな感じです。それではまた。