

せっかく大企業に入ったけど、働くってこんなに辛いの?これってうちの会社だけ?

周りからはホワイト大企業とか言われるけど、なんか働くのが辛いんですけど・・・。
こんな人に向けた記事です。
私自身が6年間、大企業に勤めてわかったことは、

大企業の仕組み的に、どうしても辛い部分が出てくるよね。
という事実。
現在は、6年間勤めた大企業を退職し、ベンチャー企業に転職しています。
大企業の外に出たことで、大企業の良い部分も悪い部分もより詳細に見えてきました。
そこで、この記事では、
- 大企業の仕事を辛くさせる5つのこと
- 仕事が辛くなった時にやるべきこと
を解説していきます。
大企業の働き方は、体力的にハードというよりは精神的にハードな部分が多いです。
それを辛いと思う人もいれば、全く苦に感じない人もいます。
個人的には、「辛いと感じているのならば、無理に大企業で働き続ける必要はない」というスタンスです。

とは言え、メリットも多いのが大企業。
辛い気持ちとメリットを天秤にかける必要があります。
大企業で働いてる人も、大企業で働いて見たいと思っている方も、ぜひ参考にしてみてください!
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大企業の仕事を辛くさせる5つのこと

大企業で働いていて、

辛かったなぁ・・・
と感じたことから、「大企業の仕組み的に発生しちゃうよね」ってものを5つピックアップしました。
大企業の辛いこと
- 配属ガチャ
- 突然の転勤辞令
- 評価のベースが年功序列
- 働かないおじさんの存在
- 激しい出世競争
ひとつずつ、詳しく解説していきますね。

思い返せば、いろいろなことがありました・・・(笑)
辛いこと①:配属ガチャ
大企業の配属はまさに「配属ガチャ」状態。

採用面接でも企画職を希望って伝えて、それで最終面接も通ったし、きっと企画配属だろうなぁ。

○○くん、北海道営業部に配属です。

え、営業ですか!?しかも、北海道!?!?
本当にこんな感じです。
しかも、そこから希望の部署に異動できる保証はありません。
「これがやりたい!」という想いがある人ほど、この状況は耐えがたく辛いはず。

私も新卒時の配属は、九州のサポートセンターでした。面接では、営業をやりたいって伝えてましたが・・・(笑)
辛いこと②:突然の転勤辞令
全国転勤ありの総合職なら、突然の転勤命令は避けられません。

○○くん、来月から四国支社に異動です。来週は、引越し準備で2日間くらい休んでいいよ。
こんな感じです。もちろん拒否権なし。決定事項として伝えられます。
そのため、以下のような状況の先輩方を何人も見てきました。
- 子どもが生まれたばかりで転勤
- 新築で戸建てを購入した数ヶ月後に転勤
これを見て感じたことは、

この働き方はちょっと無理かも・・・。
もちろん「全国転勤ありの総合職」を選択して入社しましたが、少しくらいは配慮してくれるものかと考えてました。
が、これがリアルです。
「働く場所も自分で選べないのか・・・」と、やるせない気持ちになっている同僚もいました。

入社した時は覚悟はあるものの、家族が出来たり状況が変わると、突然の転勤も辛くなってくるもの。
辛いこと③:評価のベースが年功序列
最近は「成果主義」を謳っている大企業も多いですが、ベースは「年功序列」のままになっている会社がほとんどだと思います。
例えば、
- 昇格には暗黙のルールで年齢制限がある
- ○○歳なら、年収いくらだなみたいな共通認識
- 成果を出した若手と微妙な成果の先輩の評価が同じ
こんな感じで、年齢や社歴がベースになって様々な物事が回っています。
それに加えて、だいたい自分の未来が見えてしまうのも夢がなくて辛い。

課長になるのはあと5年後くらいで、このくらいの給料か・・・。
その課長とか部長が楽しそうに働いていれば希望を見出せますが、暗い顔をしてる上司も多いのではないでしょうか。
上司の姿は、数年後の自分の姿。
それが魅力的でなければ、絶望的な気持ちになるのもわかります。
辛いこと④:働かないおじさんの存在

「働かないおじさん」は実在します!!
最初は「嘘だろ?」と思ってましたが、本当の本当に実在します。
例えば、
- スマホゲームをずっとやってる人
- 自席でWEB会議してると思ったら、YouTubeを見てる
- 暇そうなのに、終業間近に急に忙しそうにする人
などなど。これでなんで給料が発生してるの?みたいな。

何が辛いって、一生懸命に働く新人のの2倍以上の給料をもらってたりしますからね・・・。
いくら過去の功績があるからとはいえ、真面目に働くのが馬鹿馬鹿しくなってきて、やる気がなくなってしまった同僚も。
個人的な意見ですが、「働かないおじさん」個人を責めるつもりはないです。
- 成果に関係なく上がってしまう給料
- 個人の特性を無視した仕事内容
- 管理職になれなければ出世はない
このような大企業の仕組みが「働かないおじさん」を製造してしまったのかな、と考えています。

人は誰でも、環境の影響を強く受けるもの。
ベンチャー企業に転職した後は、本当に「働かないおじさん」を見ていません。
みんなの仕事に対するモチベーションが違います。
会社の規模も影響してると思いますが、中途採用がメインの会社だと「働かないおじさん」は生まれにくいと思いますね。
辛いこと⑤:激しい出世競争

大企業の出世競争は間違いなく激しい!
高学歴な人が多く、受験戦争に勝ち抜いてきただけあって、出世競争も大好きな人が多いです。
同期も数百人単位でいるので、

○○って課長になったらしいよ!それに比べて、△△はまだ・・・
同期と顔を合わせれば自然とこんな会話になるので、嫌でも出世を意識することになります。
また、出世するためには、ただ仕事を頑張っているだけではダメ。上司に気に入られることが必須条件。
飲み会でのヨイショや休日も一緒に遊ぶなど、目に見えて媚を売ってる人もいて、そういう人から順番に出世していったりします。

これも「社内政治」ってやつのひとつですね。私はかなり苦手・・・。
優秀な人が出世できない状況を見てると、真面目に働いてる人ほど嫌々してくるものも納得。
大企業での勤務が辛くなった時にやるべきこと

やるべきことはシンプル。
「このまま会社に残りたいと思えるか」「それとも辞めたいくらい辛いのか」を冷静に考えてみることです。
正しい判断をするために、
- 大企業のメリットを再認識する
- なりたいと思える先輩や上司はいるか
- 転職活動をはじめてみる
上記の内容を考える&実行していきましょう。
辛いことも多いが、メリットも多いのが大企業
辛いことだけでなく、
- 充実した福利厚生制度
- 余ることなく使える有給休暇
- 年次を重ねるごとに安定して増える給料
- 給料数ヶ月分のボーナスが毎年もらえる
など、メリットが大きいのも大企業の特徴のひとつ。
これらのメリットを改めて認識して、

辛いことも多いけど、やっぱり良い会社やな!!
と、思えるのかどうかを自分なりに答えを出してみましょう。
あなたの理想の先輩や上司はいますか?
先輩や上司は、あなたの数年後の姿です。
「こうなりたい!」と思える人がいないのなら、会社に残るべきではないかも。
ベンチャー企業では、
- 新しい事業が生まれたり
- 人事制度が大幅に変わったり
など、働き方も大きく変わってくる可能性があります。
しかし、大企業では基本的には大きく変わりません。
なので、高確率で目の前にいる先輩・上司と同じような働き方に落ち着くはず。

その働き方やライフスタイルを魅力的に感じないのなら、会社に残っても辛い未来になるかも・・・。
転職活動をはじめてみる
転職活動をしてみるのも良いと思います。
良さそうな企業があれば転職すれば良いし、別に良さそうな企業がなければ転職する必要はないです。
転職活動をはじめて求人を眺めていると、いろいろなことがわかってきます。
例えば、
- 自分の年収は市場と比べて高いのか
- 自分の現在のスキルで転職できるのか
- 他の会社で求められているスキルは何か
など。他社を知ることで、自分の状況であったり自分の会社をより客観的に考えられるようになります。

ふーん。ところで、転職って何をすれば良いの?
って方は、まずは転職エージェントに相談してみるのが良いですよ。
明確に転職するという意思が固まってなくても、無料で気軽に相談に乗ってくれます。
大企業からの転職で待遇を落としたくないという人は、JACリクルートメントに相談することをオススメします。
JACリクルートメントは、
- 業界3位の転職エージェント
- 年収600万以上のハイクラス求人
- 外資系企業の求人
このような特徴と強みを持っていて、まさに大企業出身者にはピッタリの転職エージェントです。
大企業の風土が合わないと感じても、同規模の会社でも外資系だとまた雰囲気はガラっと変わって来ます。
自分の実力で外資系に転職できるのか、年収を落とさずに転職は可能なのか、一度相談してみるとスッキリしますよ。

私も大企業から転職する時に実際に相談してみましたが、とても親切丁寧な対応で満足でした!
なおJACリクルートメントについては、リアルな感想を以下の記事に詳しく書いてますので、ぜひご覧ください。
まとめ:辛いと感じながら、大企業に残る意味はあるのか

本記事の内容をまとめます。
本記事の内容まとめ
- 大企業には辛いことも多い
- 一方でメリットも多いのが大企業
- 自分がこのまま残るかを考えた方が良い
個人的には、「辛いと思いながらも、大企業に残り続ける必要はない」と考えています。
もちろん大企業を退職するとなった時は、
- せっかく入ったのにもったいないかな
- 年収が下がったらどうしよう
- 転職先でもやっていけるかな
など、無数の不安なポイントが出て来ました。
が、結局のところは杞憂だったなと感じてます。
このような不安は明確に答えがないので、どこかで自分で決断をする必要があります。
冷静に自分の状況を確認し、「残るべきか」「残らないべきか」を判断する。
これに尽きます。
自分の不安と向き合うのは骨が折れますが、よりよい未来のために、時には人を頼りながら向き合ってみると良いと思います。
みなさまがストレスなく働けることを願ってます!
それではまた。
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