こんにちは、さずーです。 みなさんはAIについてどのくらい理解できていますか?
私も1年くらい前はこんな感じだったのですが、 仕事でAIの活用を推進することを命じられたことをきっかけに勉強をはじめました。
いまではある程度はAIについて理解して業務をこなせていますが、 知識ゼロからAIを勉強するにあたって、役に立った資格があるので紹介します。
AIの勉強をはじめるならG検定がおすすめ
知識ゼロから勉強をはじめるには、「G検定」の合格を目指すのがおすすめです。
G検定とは、 一般社団法人ディープラーニング協会が以下の目的で実施している検定です。
当協会は、ディープラーニングに関する知識を有し、事業活用する人材(ジェネラリスト)と、ディープラーニングを実装する人材(エンジニア)の育成を目指します。
G検定のGはジェネラリスト(Generalist)の頭文字ということですね。 つまり、エンジニア向けではなく、ディープラーニングに関する知識を事業に活用する人材のための検定ということですね。
ちなみに同協会にはエンジニア向けの「E資格」という資格もあります。
ただエンジニアの方でも事業のに対する理解を深めることは重要ということで、 私の周りにはE資格とG検定の両方を取得しているエンジニアの方も何人かいます。
それではなぜG検定がAIの勉強をはじめるのがおすすめなのかを説明します。 理由は以下の通りです。
・出題範囲が明確で勉強しやすい ・プログラミング知識は必要ない ・合格率が高い&資格としての注目度が高まるかも
ひとつずつ説明していきます。
理由①:出題範囲が明確で勉強しやすい
勉強に限らず、どこまでやったら良いかがわかっているとモチベーションを保ちやすいですよね。
G検定は公式に出題範囲を示してくれています。
・人工知能(AI)とは(人工知能の定義)
・人工知能をめぐる動向 探索・推論、知識表現、機械学習、深層学習
・人工知能分野の問題 トイプロブレム、フレーム問題、弱いAI、強いAI、身体性、シンボルグラウンディング問題、特徴量設計、チューリングテスト、シンギュラリティ
・機械学習の具体的手法 代表的な手法、データの扱い、応用
・ディープラーニングの概要 ニューラルネットワークとディープラーニング、既存のニューラルネットワークにおける問題、ディープラーニングのアプローチ、CPUとGPU、ディープラーニングにおけるデータ量
・ディープラーニングの手法 活性化関数、学習率の最適化、更なるテクニック、CNN、RNN、深層強化学習、深層生成モデル
・ディープラーニングの研究分野 画像認識、自然言語処理、音声処理、ロボティクス (強化学習)、マルチモーダル
・ディープラーニングの応用に向けて - 産業への応用、法律、倫理、現行の議論
こんな感じですね。 パッと見た感じは専門用語が並んでいて???となるかもしれませんが、単語レベルでここまで記載してくれていたら何を勉強すべきか明確ですよね。
しかも公式テキストもありまして、より勉強に取り掛かりやすいと思います。 どのような方法でどのテキストを勉強したかについては、また後日ご紹介したいと思います。
理由②:プログラミング知識は必要ない
G検定は、あくまで事業活用をする人材の育成を目的とした検定です。
そのため、「ざっくりとどのような技術があって、それは何に応用できそうか」が理解できるような内容の問題がほとんどです。
AIの実装というとPythonなどのプログラミング言語が有名ですが、G検定ではここらへんの知識が必要な問題はほとんど出題されません。
それだけでなく、数式を用いるような問題もほぼほぼ出題されません。 周りの合格者の中には、そのような問題は最初から捨てているという方もいました。
数式とかプログラミングとか見るだけで頭が痛くなるような文系人間にはありがたいですね。
理由③:合格率が高い&資格としての注目度が高まるかも
こちらの検定ですが、かなり合格率が高いです。 過去に6回開催されているのですが、合格率は驚異の68%です。 試験の難易度がそこまで高くないことがわかります。
この検定はまだ6回しか実施されていませんので、認知度はそこまで高くないですが、ここ最近では求人の求める資格に「G検定」が記載されている求人もチラホラと出てきているようです。
もっと認知度が上がれば、より転職などに活かせる資格になるかもしれません。
まとめ
改めてG検定をおすすめする理由は以下の通りです。
おすすめポイント
・出題範囲が明確で勉強しやすい ・プログラミング知識は必要ない ・合格率が高い&今後より注目度が高まるかも
とにかくAIに関する基本的な内容を身につけたけい方におすすめです。
AIを勉強してみたい!と思っている方、とりあえずAIのことは知っておきたいという社会人の方は、G検定の合格を目標として出題範囲の勉強をまずはじめてみると良いと思います。
実際に合格するまでにどのような参考書を勉強したのかを記事にしてますので、あわせてご覧ください。
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G検定に合格するまでに読んだ本・参考書は?【3冊だけ】
以上